海の玄関で熊本応援 八幡浜港で高校生ら横断幕
四国と九州を結ぶ海の玄関口・愛媛県八幡浜市から熊本地震の被災地を激励しようと、八幡浜高校商業研究部の生徒ら11人が29日、同市沖新田の八幡浜港で「頑張れ九州!頑張れ熊本!」のメッセージ横断幕を掲げ、フェリー利用客を見送り、出迎えた。
商業研究部は2011年から、ゴールデンウイークや盆、年末に八幡浜港を出発する観光客を見送り、感謝の気持ちを伝えている。今回は熊本地震を受け、「自分たちにできることを」と、激励メッセージの掲示や募金活動も実施した。
そろいのオレンジ色のジャンパーを着た生徒は「また八幡浜に来なはいや」などの横断幕や大漁旗で、大分県の臼杵港や別府港に出発するフェリーへの乗車車両を送り出した。出港時刻には桟橋まで行き、フェリーが沖合に出るまで手を振って見送ると、船上からは「ありがとう」「行ってきます」などと応じていた。